成長観察日記

競プロとかPythonとかに関しての成長記録

去年の1月に冪乗を知らなかった社会人がABC289で再入茶しました!ながい…

やったあ!また照り焼き色になれました!!

※前回の記事を読んでいない方はこちらから読めます

茶色になったあと、燃え尽き症候群やらガチ鬱やら仕事爆発だったりで、見事にレートが下がってしまいました。わはは

今回の記事はめちゃくちゃ個人的なことの羅列が多い、いわゆる巨大ポエムなので、タイトルが気になった方はむしろ前回記事の方がおもしろいかもしれません… とはいえ、精算や感謝を込めて、そしていずれ来るアニメ化のためにも(?)入茶小説第二弾を書き上げました!
ちなみに、書き上げの変換候補の第一はかき揚げでした。サクサクだ…おなかすいた。

再入茶までの推移

再入茶までに解いた問題

そういえば〜初回の茶色になるまでに会得したアルゴリズム

  • 貪欲法
    元々の考え方がけっこう怠惰で貪欲のため、知らずに会得してました…

  • 累積和
    E8さんの著書と、けんちょんさんの鹿本で会得しました。
    中学数学の度数分布表をやっていた時に「ペロッ。これは、累積和…!」となりました。学び方が逆!

  • BFS/DFS
    会得したとは言い難いですが、問題を見たときに「ペロッ。これは、BFS/DFSで解ける…!」となれるところまではいきました。

二分探索はこちらの記事、DPはアルゴ式で理解したつもりになっていましたが、いざ実装しようとすると ばなな になってしまいます。直近の課題はこの2つ…!!



コンテスト振り返り

ABC284 453→444(-9) 3完で冷える

Cで「コピペしたら通るコード」が出た回でした。 正しくは「コピペで通るが、入力が1-indexedなので0-indexedに直さねばならない」回…

燃え尽き症候群気味になっていたわたしは、ググって出てきた3つ(networkx、UnionFind、DFS)の0-indexedに気付けず、コピペコードでエラーを吐くターミナルを見つめ「もういいや、自力でBFS書こう」となったのでした。
そして、通りました(どうして?)

この時本番ではじめてBFSのコードを提出できて、かなりうれしかったです!

そしてレートの低下がはじまったのであった…



ARC153 444→398(-46) 0完入灰

ARCとABCの日程が入れかわり、出られなくなったABCの代わりに調子乗って出場し、0完。 ずっと繰り上がりの足し算と格闘していた…

仕事が膨大でメンタルと精進時間が削られていたので、仕方ないなあと思いつつもへこんだ。やさぐれて、以降めっちゃスペースに参加する人になってしまった…

でも、結果的にそれがよい方向に転んだ



ABC286 398→383(-15) ノーペナ2完 Aむずい

脳がMLEになるA問題でしたね。
ABCでこんなにがっつり冷やすということは相当脳がまわってないなー、と、しばらくコンテスト出るのやめて休もうかと思いました。

が、べつにレートが下がっても死ぬわけじゃないし、体重記録と同じで、自分の脳の状態を把握するために出続けよう!と決意。 結局まだCをあっぷそるぶできてないですね。ぐおお



ABC287 383→383(±0) ノーペナはやとき2完

レート低下をふんばれたことがすごくうれしかった! コンテスト後も奮闘している。よいですね。
カレンダー見たら前日にめちゃでか仕事が終わっているので、つまりそういうことだったようです。単純明快✨



ABC288 383→397(+14) ノーペナはやとき2完

はやときに助けられた!CとDがぬりかべみたいなつよつよの壁だった UnionFindをちゃんと整備すると決意(まだ決意しただけ…やりたい…)



ABC289 397→419(+22) ノーペナ3完 🎉再入茶🎉

at 北海道(旅行中)
Aで下手にbit反転使おうとしてかなり手間い、結局普通に1⇄0変換しおそめのAC
前だったらここでこころがしょぼんしてたし、Bのなっがあい、しかもグラフな問題文で「むり」ってなってるはずだった

…が、一度†落灰†をした者は一味違うんだぜ…??

実は何を隠そう、問題文を読みませんでした(わはは)

大学受験時に漢文のレ点だけは学習してて(漢文はえんぴつ転がしに任せたので、本当にレ点しかしらない)sample見る限り普通にレ点読みシミュレーションでいけそうだったので、stackしました。

ちなみに、この方法をstackと呼ぶことはあとから知りました…めっちゃ丁寧に教えてくださり、ありがとううにさん
抜けてる知識いっぱいありそうでこわいよー…!!

Cは…コンテスト直前まで、bit全探索の問題でうんうん唸って履修したのがまさかの奇跡爆発。 自分のバチャに自分で救われたのほんとうに運が良すぎた。

DはDPのD〜♪って踊ってたらおわった。うそです、履修してたら終わりました

そうして、私は 再びの照り焼き色 になったのです!!



再入茶までにやったこと

超絶鬱で精進をするあたまのちからがなかったため、それでも何かしらで競プロに関わっていたい…と、いろいろやってました。



リハビリ灰埋め

準備運動みたいな感じで、ARCやABC-likeの灰diffを埋めていました。
経験からしても、自分の実力よりも上の問題に取り組んだほうがよいのは自明だったのですが「解ける」という感覚を途切れさせないために、徐々に負荷をかけていく形にしました。



作問

鬼教官りゅーすけさんのスペースに参加していた際「buriodenさん、作問したら?」と無茶振りをされ…
ところがさくさくと3問作ることができ、作問才能をみつけていただきました。

これはいもす法で解けるらしい

これはよく覚えてない(?!)

こちらはNP困難のようです

スピードがえぐいですね。25分に1問…???
作問をしていると、いつも解いてる問題がどのようにして考えられているのか、想定解を見つけるための道筋を見つけやすくなったような、気が、します。まだそこまでの域には達せてないですが…いずれ…
そしてこの直後ひみつの企画が立ち上がり、1日で100問の作問種を出しました。こちらに関しては、私が緑になったときと、年末を楽しみにしていただければとおもいます…!!



新しくアルゴリズムを会得

  • いもす法/尺取法
    自然にやってたことを改めて落とし込みました。ながたかなさんの記事が本当にわかりやすくてすごいです!めちゃおすすめ

  • UnionFind
    そもそもプログラミングにおけるclassの概念が分からなかったのですが、こいつのおかげでわかりました…! まだ使いこなせてないですし、アレンジもしてないのでアルゴ式のものをコピのペしただけです。ゆっくりじっくり、わたし色に染め上げていきたいですねえ…ぐふふ

  • bit全探索
    ABCなにかですごく詰まった問題があり、bit全探索で解けるんだよ〜というフレンズさんのTwitter解説を見て(逃げていたことに、向き合わなければな…)と、北海道に向かう飛行機の中でけんちょんさんのアルゴリズム本を読みながら気絶して起きたり気絶したりしてたら、理解できました。
    2N個のYES/NO状態の全列挙をし、それぞれを入力から与えられる状態と比較していく、というやり方は、普段の生活で考えることとは逆の思考手順のため、すごくすごく衝撃的でした。

基本的に、ABCなにかか、コンテストで詰まった問題で使われているものを履修しただけです(グヌ)



人との交流

勉強会

えるさんとの勉強会は、 milkcoffeeさんのこちらのツイートがきっかけでした。

えるさんはレートが近いこともあり、以下の方針をたてました!

1.自分が解いており、相手が解いてない問題を2問ずつと、ふたりとも解いてない問題を3問、合計7問用意
2.期日を決めて5問、解説ACをせず解く(自分で解いてる2問は、やってもやらんでもOK)
3.専用のバチャを立てる
4.終わったあと、discordで解説会をやる

えるさんが投げてくださったものが幾何問題でうれしいことに歯が立たず、めっちゃしっかりがっつり解説していただきました…(わたしが投げた問題は、整数問題だったことと、解き方が一緒だったため何も解説ができませんでした。やはり、かしこい…)

反省点としては

  • 苦手分野や未履修アルゴリズムを把握し、diffよりもジャンルで問題を選べばよかった
  • 自分が解説をしっかりと用意してなかった(土下座)

本当に土下座案件なので、えるさんの試験期間が終わったら正しくリベンジをしたい所存であります。



鬼教官りゅーすけさんとは、毎週2〜3時間くらいの時間を設定し、わたしがHTML/CSSやらを、りゅーすけさんは競プロを、という感じで教え合いっこしてます。
とはいえまだ走り始めたばかりで1回しかやっていないのですが…とりあえず鬼です。通話中動悸がやばい。泣きそうになる。きらい!!
うそです。めっちゃだいすきだし、かんしゃしてます。



競プロ女子部設立

去年からわたしのことをご存知の方は既知かもですが、実は過去にとある事件に巻き込まれ、生活に支障があるレベルの重度男性恐怖症を患っていました。 競プロと一緒に、しばらく離れていたTwitterも勢いではじめたとき「び、美少女アイコンだらけで、性別がわからぬ」と身構えていたあの頃が懐かしい。

今では想像できないですが、リプを送ることすらおろか、いいねがくるだけでこわくて泣いてました。勇気を出してスペースを聞くも、自分の携帯から男性の声が聞こえるだけで過呼吸になって泣いてました(よくそこから復活したなあ。好きなことってすごい)
そんな状態にもかかわらず、やさぁ〜しく関わり続けてくださり「男の人は全員がこわいんじゃないんだ」を教えてくださった方々には本当に本当にかんしゃです。

さすがにそこまで極端な例はなさそうですが、もし、同じ気持ちを少しでも抱いてる方の力になれたらなあ…と。あと、単純に競プロの話できる女友達ほしいな、なんなら近所だとめっちゃうれしいな(楽観)というぽやぽやな願いを抱いていたところ、彗星のように現れたのが、fujikawaさんが設立に関わられている競プロゆんたく会でした。

「まあサーバー立てるだけだし、やってみるかあ」と立て、アイコンを描いただけです(本当にそう。チャンネルとかはほぼほぼおばけさんが作ってくれました。ありがてい…!!)

これからどう運用していくかなどぜんぜん考えられてないのですが、だからこそいろんな可能性があると思うので、引き続き†入会の番人†としておでんステッキ🍢持って門番をしていきます。

ご興味がある方はTwitterでわたしにDMをください!



ABCなにか(バチャ)に出る

何も食べられないくらいに鬱症状がひどかったときも、バチャを立てることだけはやめたくなくて…ありがたいことに単純作業だし、バチャの設定時にABC◯◯◯を決めるガチャを引くのはちょっと楽しかった。

参加して1完、2完しかできなくても、前に解いたときよりは確実に理解が進んでいたし「あ、これ全然解けなくて解説ACしたなあ」って問題がするっと解けた時のうれしさがすごかった。 それに、終わったあとすぐにTwitterでわからなかったところを復習できるのがありがたかったし、他の人の解法をひたすらもぐもぐできて、めちゃくちゃいいインプットになっている。

参加してくださっているみなさま、わたしの栄養になってくださりありがとうございます。じゅるり



競プロLINEスタンプ作り

ABC287で±0したときの成績表に :| がいて「かわいい」と思いらくがきしたのがきっかけでした。案を募ったらいろんな方からネタをいただけて、作りたくて作りたくてたまらなくなっちゃいました。

ちょうどその夜に理解のある友人らと飲酒会があり、みんながわいわい話している中でレモンサワーを煽りながらおえかきしまくり、その日のうちに完成。 まさか酔っ払いのらくがきがこんなにも反響をいただけると思っておらず、しあわせハッピーでした…!

第二弾はよりニッチなネタを攻めつつ、一般人も使いやすいような華麗なものに仕上げるという、自分への負荷をかけることで創作トレーニングちゅうです。乞うご期待!



その他、心境の変化

これはたいへんたいへんお恥ずかしい話なので読み飛ばしてください…

わたしは今まで、他人ではなく過去の自分と闘ったり、わかること自体がうれしい、という内発的動機付けで競プロをがんばっている つもり でいました。
でも、実際茶色になってみると、ずっとふわふわした気持ちでした。

その原因は、原点であり原動力であった競プロの神様にほめられなかったこと、です。
あんなに他者からの評価を気にしないつもりで競プロをやっていたのに、いろんな方からの「おめでとう!」「がんばった!」が募れば募るほど、心に穴が空くきもちでした。
うれしくなかったわけではなく、どちらかというと「実感がない」がいちばん近い感情でした。どんなにすごいと言われても、革命児(?)と言われても、ずっとずっとふわっふわしてました。

そんな折、マシュマロに「いま、一番ほしいものはなんですか」と質問が来たときに、う、となりました。
わたしは、たった一人からの「おめでとう」のために、ここまで頑張ってしまうバカだったということ。その一言がいただけなくてしょんぼりしてしまうほど単純だということ。
競プロでわたしを傷付けられるのは、わたしが競プロをはじめるきっかけをくれた神様だけだということ。

羞恥心と悔しさではちゃめちゃに泣いたり、落ち込んだり、抜け殻になったりしながら「競プロを続ける理由が欲しい」なんていう弱音を吐き続けました。そんな泣き言にも言葉をかけてくださった優しい方々を1日シャットアウトして、泣きじゃくったりするよわよわムーブをかましていました。
これ書いてて本当に恥ずかしいな…あの時は本当にごめんなさいでした。

シャットアウト中にいろいろ考えた結果「考えない」がベターアンサーだなと腑に落ち、またぬるぬる精進もTwitterも始めました。

昨日の夜、コンテスト前におふろぽちゃんしながら思ったことがあります。
あの時、競プロを続ける(緑を目指す)理由を探していたけれど、そもそも理由なんて最初からなかったし、今もない。
確かに強く憧れを感じたけれども「わたしもやってみよかな」のなんとなくではじめただけ。
その証拠?に、競プロをやらなくても死ぬことはないし、灰色に戻ったって叩かれて干されるみたいなこともなかった(どんだけ認知が歪んでたんでしょうね。鬱ってこわい)

でも、やる理由がないからこそ、趣味として思いっきり楽しめるんだな、と。

それに、灰色に戻っていた間、うれしいことがたくさんありました。
11月にレート100台の時、神様に「競プロも数学も、本当に楽しいです。きっかけをくださってありがとうございます」と、めちゃうまハンバーグを食べながらお礼を伝えたとき「実際に始めて、やり続けているのはあなたなので」と、謙遜された。

そのときに「風が吹かなきゃ桶屋は儲からないので」だか「種を蒔かなきゃ花は咲かないので」だか返したおぼえがあるのですが、ぜひ後者であってほしい。どうしていつもギャグチックになってしまうんだ…

そんな経緯があったからこそ、ながたかなさんrinrionさんのきっかけになれたことがすごく、すごく嬉しかった。

神様が蒔いた種をちゃんと他の方にも引き継げたことが、本当に、うれしくてたまらなかった。
うれしすぎてさっぽろ雪まつりが終わった後の会場を号泣しながら爆裂に散歩した。

引き続き競プロ女子部でも、Twitterでも、人生でも、誰かの何かになれたならば、とってもうれしいです!



さいごに…競プロを通じてお仕事をいただきました!

モノグサ株式会社さまで、コンテンツ作成のお仕事をさせていただくことになりました!
委託業務のため、作り終わったら解散!となる形ですが、まさか競プロを通じてお仕事をいただくことになるなんて夢にも思わなかったので、プルプルしてます。
がんばるぞーー!!!



今回は爆裂な自分語りになってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!
茶色で居続ける理由もないので、もろもろをもきもき精進して自分を更新していくぞ!!

今度こそ本当に、buriodenの次回作(入緑編)をおたのしみにです!!!!(翠富士の緑に、おれは成る…!!)